Daniのinterpose+ at BajaProg2006日記
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さてさて現地二日目。
まずは朝ゴハン!

中央のオムレツはなんとイカ墨入り!おいしいよ。
そして左上の紅いジュースはパパイヤのジュース。コレがまた・・・・・まずーい!
(現地でしか無いようなメニューを率先して取ってきて、
「うわーっ!」と言いながら食べるのが趣味のワタクシ)
例によってライムを搾って入れると美味しく飲める。

デザート一式。
左下の、ドライフルーツの砂糖煮が・・・・とてつもなく甘いっ!
中央奧の茶色い飲み物は「Chocolate Drink」と書いてあったのでどんなのかな?と思いましたが、
「ミロ」そっくりでした。普通に美味しく飲めます。
朝食後、しばらくしてホテル会場に向かうとだいぶリハが押している様子。
会場をウロウロしていると(一昨年の写真ですが)

OXYGEN8のスティック奏者、Linda Cushmaさんも
遊びに来ていてご挨拶。皆さん覚えてくれてて嬉しい。
さてさて結局1時間押しで金属恵比須さんのリハに。
そしたら、

HAMMONDのM-111。オルガン自体は元気なのだが

レスリーが回りっぱなしで停まらない!
みんなでわらわら集まって、なにをやってもダメ。
なので仕方なく、レスリーは動かさずに、オルガン側のVibrato機能をON/OFFしてその場をしのぐ事に。

ドラムは準備バッチリ!

こちらも準備OK。
ところが今度はメロトロンが動かない。

スペアのメロトロンが来て、そちらにテープを移し替えてもダメ。
これは結局シンセで代用する事に(音色探しで時間がかかってしまう)
しかもMiniMoogも音が出なくて、代替品のMoog Voyagerがやってくる。

必至でVoyagerの使い方を調べ中。
そんなこんなで、もうステージ上はてんやわんや。
いつの間にか僕はローディーのようになってるし(笑)。
結局かなり押して、リハも全くなしでぶっつけ本番に突入。

でも暴れまくる金属恵比須。さすが。
僕は本番中ステージ上を歩き回って、
モニタースピーカーのバランスを一通り作ってから
「ふぅ〜」とビールを飲みながら観戦。
ステージアクションが面白いのもあって、結構お客さんにはウケていた。
いやぁ〜大変でしたね、金属恵比須さんお疲れさま!
さてさて、このあと、interpose+組は半分に分かれて、
あるがさんと田中さんは翌日に備えてホテルで静養、
カツさん・のぶをさん・僕は機材チェックも兼ねてシアター会場に。

楽器類は、メヒカリ現地のレンタル屋と、ロスのレンタル業者、
そして主催でありキャストのKeyboardistでもある、アルフォンソの私物などで揃えられている。

すごく状態の良いこのRhodes 73Keyは、舞台監督のCaesarさんの私物。
CaesarさんにはKBBの時も今回も、大変お世話になりました。
きっと彼がしっかりしているからステージが上手く進行するのだと思う。
なかなか状態の良いHAMMOND B3。
この日のチェックでは快調。

ちなみにB3はこんな2つのスイッチが着いている。
片方をONにしながらもう片方をしばらく押し続けて、車のエンジンをかけるように、
トーンホイールを回転させる必要があります。
(KBBの高橋氏に教えてもらっていたのでスムーズに回せました。)

Roland A90の代わりに、YAMAHA MOTIF8があったので
のぶを氏は操作を研究中。結果、こっちで行く事に。
1時間ちょっと、機材のチェック等を済ませて、
今日はショッピングセンターへ買い物に。

洗濯するのがめんどくさくなって下着を物色中の、のぶを氏。
メキシコのパンツはメチャクチャ派手な物があって面白かった。
しかも、普通のパンツは1枚200円だったりするのに
派手なのは700円〜。高い!
いわゆる「勝負パンツ(笑)」なのだろうか?
僕はとにかくその国の食材に興味があるので食料品コーナーへ。
-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-以下メキシコ食材解説コーナー(笑)
お店の中でコソコソと撮っているので、
写真が傾いたりぶれたりしているのはご愛敬。

さすが豆料理の多い国。袋の大きさがデカイ。

これ、なんと「チョコレートとチリソース」というワケの解らない組み合わせのパック商品。
もしかしたら「モレ」というカカオにチリ・アーモンド・干しブドウ・ごま・トマトなどを入れて作る
複雑なソースを作るためのセットなのかも。
一昨年のパーティーで食べたけど、モレソースはチョコレート入りデミグラスみたいで
不思議なおいしさでした。とても複雑でコクがあるタイプ。

ドリトスを始め、日本のポテチの様にいろんな味のトルティーヤチップがたくさん売っている。
もちろんポテチも売っている。「ライム味のポテチ」があって、買ってホテルでおつまみにしたら
とても美味しかった。日本でもウケそうな味です。

日本ではまず見た事は無いが、メキシコ産のワインって言うのも結構ある。
海岸沿いの「下カルフォルニア地区(笑)」では、大規模にワイン農園がある様子。
シアター会場で1$で試飲出来たのでスパークリングを飲んでみたが、
なかなかしっかりした良いワインでした。日本の輸入業者も今後目をつけるかも。

ちょっと判りづらいけど、左は鮫のひれ。(フカヒレ)
メヒカリは中国系の移民が多く、中華料理の店がたくさんある。
日本で言えば横浜みたいに、「中華の美味しい街」として有名みたい。
なので、こういう食材も豊富なのだろう。
また、日系の企業も多く進出していて、SONYや日産などの工場もあるらしい。
そのおかげで、日本食レストランも多く、「SUSHI RESTAURANT」というお店も
大通り沿いにいくつか見かけた。
きっと、カリフォルニア巻きと、魚系はサーモンぐらいまでなんだろうけどね。

生ダコとホタテ、エビなど。1Kgあたり500〜600円と言うところ。安い。
一般に欧米はタコを食べないと聞きますが(Devil Fishと呼ぶし)、ラテン系諸国はタコが大好きです。
ぶつ切りにしてパプリカとオリーブオイルで炒めたおつまみなどはその代表格。

豚足やモツなど、豚は内臓類も含めとことん食べるのがラテン流。
ラテン諸国と沖縄では豚は捨てるとこが無い、とよく言いますね。
1Kg200円前後とさすがに安い。
ホテルでも豚足のスープや豚皮の炒め物もありました。
もちろん、牛肉や鶏も充実。
市場ではなくスーパーなので、さすがに丸ごと売っている様なグロい肉類は無い。丸鶏ぐらいはあるけど。

卵パックの色がすごい色。18個で210円ぐらい。日本よりはちょっと安いだけ。
ということはこちらでは高級品?そうでもないのかな?
日本の卵価格が他の食品に対して安いだけか。

ラディッシュ(二十日大根)。1Kgで60円ぐらい。安ーい!
こっちでは主に生で食べる事が多いみたい。
タコス屋さんでは葉っぱを落として洗っただけの状態で
「ご自由に」という感じでゴロゴロと置いてある。もちろん、ガジガジ食べる(笑)。

出ました、ライム!コレが無くちゃ始まりませんね。1Kgで100円ぐらい。安いよね〜。
ピンポン球ぐらいの大きさなので、簡単にビールの瓶に入れられるっていうのが重要。
コロコロしていてカワイイ。。。。

ハーブ類も、ちゃんと生で束になって売っている。
かなり種類が豊富で日本で見た事無い物も多い。
で、このハーブ、YERBABUENAって書いてある。
Webで翻訳したら「マリ○ァナ」って出てきてちょっとびっくりしたが、
よく調べてみるとミントの一種みたい。
文豪ヘミングウェイが好んだ事で知られる「モヒート」というカクテルに使われるミントは
日本ではスペアミントとか紹介されていますが、本来このハーブの事だそうです。

サボテン(ノパレス)も野菜扱い。
茹でたり焼いたりして食べるそう。
ホテルの朝食ではジュースの他に、オムレツの具として茹でたサボテンが置いてあった。
味はキュウリの様で、見た目は「ヌルヌルしていないメカブ」という感じかな。

メキシコ料理の基本3食材の一つ、唐辛子(チレ)はここのスーパーだけでも10種類以上売っている。
いろんな形、大きさ、色。たぶん辛さも色々。
基本3食材のあと2つは、トルティーヤ(トウモロコシ粉からつくる練り物→日本の米にあたる主食)と
主に煮込まれる事の多い豆類(フリホーレスと言う)。
右側の丸いものは緑のトマト。ホオズキみたいに皮にくるまっているのが不思議。
メキシコではこの緑トマトを「トマト」と言い、赤いのは「ヒトマテ」って言うんだって。
アボガドソース、いわゆる「ワカモレ」を作るときにはこの緑のトマトが使われる。
-+-+-+-ワカモレの作り方-+-+-+-
***まずは緑のサルサを作る***
緑のトマト5個・唐辛子2本はさっと茹でて皮をむき、タマネギ1/4個と一緒にみじん切り、
香菜(=パクチー=コリアンダー=メキシコではシラントロ)少量と塩を入れてミキサーへ。
赤いトマトで作れば普通の「赤いサルサソース」になる。
この緑のサルサに、アボガドをつぶして混ぜればワカモレの出来上がり。簡単だ。
-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-食材コーナーここまで
スーパーでの買い出しを終えたカツさん、のぶをさんと僕の3人は
とりあえずバーガーキングで腹ごしらえ。
ここの店員さんは英語を話せないので、
のぶをさん(英語が話せてスペイン語も少しわかる)の買い方を見てから、と僕は思ったのだが、
最初に突進して行くのは、もちろん常にハイテンションなカツさん。誰も彼を止められない(笑)。
お互い言葉のわからない状態で、身振り手振りしてるのが面白い。
のぶをさんはさすが、スムーズに買い物していた。
実際は、だいたいのお店でこんな買い方が良いのかな。
1.メニューを指さす。
たいていメニュー番号があるので、スペイン語の数字を1〜10まで勉強しておくとこんな時便利かも。
2.数を指で示す。
英語のONE,TWOぐらいならみんな判ってくれる。UNOとか言えば完璧。
3.大、中、小とかサイドメニューは看板にその言葉が値段と共に書いてあるので、
(指さしても遠くて判らないから)その綴りをそのままカタカナっぽく言ってみると大体通じる。
自分たちの腹ごしらえが終わった後、カツさんがレーベル担当者分を買いにまたバーガーキングへ。
なんだか色々やりとりしたあげく、筆談までしている・・・。
その様子をのぶをさんと2人で遠くから笑いつつ観戦(応援に行く気のないイジワル若者2人(笑))。
どうも単品のハンバーガーを買う説明に苦労していたみたいだ。
どんな筆談をしたのか謎だが絵でも描いたのだろうか・・・?
そういえば田中さんは英語をほぼ全く話せないのだけど、
身振りだけでスムーズに買い物してたのが不思議。なんかテクニックがあるのかな?
この後、会場に戻ってちょっとだけバンドを見て、
翌日の本番に備えて早めにタクシーでホテルに戻ることに。
この夜は同室の、のぶをさんとお互いの事を話す時間もとれてなかなか有意義だった。
カツさん・田中さんとはリハ帰りに車の中で話をする時間があったんだけど
他のメンバーとは音楽以外の会話をするヒマもなかったことにふと気づく。
さあ、明日は本番だっ!
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