DaniのKBB Baja Prog日記
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出発日3/2
(日本)
到着日3/2
(現地1日目)
3/3
(現地2日目)
3/4
(現地3日目)
3/5
(本番日)
3/6
(現地4日目)
3/7
(現地出発日)
3/8
(帰着)


到着日3/2(現地1日目)

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現地9:30 (日本時刻 3/3 2:30) SAN JOSE到着

やっとこさSAN JOSEに到着!フライトは約8時間ちょっと。
なかなかのソフトランディングでした。
降りるちょっと前にサンフランシスコも上空から見える。
(通路側の席だったので、ゴールデンゲートブリッジは見えなかった)

僕はアメリカは初上陸(海外はイタリアにしか行ったことがない)。

降りたら、まずは預けていた手荷物を一度渡される。
普通のトランジットではあまりそんなことはないのだが、SAN JOSEではそうらしい。
とりあえず全員の荷物は無事。確認できるという点でもまあ、このシステムは安心かも。

次に、乗り換えで国内線の搭乗エリアにはいるため、
今度は手荷物の検査。
さすがに日本の検査よりも厳しい!
金属探知ゲートの感度がかなり高めに設定されているらしく、
ちょっとしたものでも鳴ってしまう。
HITOSHIさんは靴まで脱がされていた。
それと、奇妙なのが、ノートパソコン(「LapTop?」と言われる)を、
ケースから出して検査すること。
なんだかよくわからない機械で検査して、布で拭いてから返してくれる。
何をかけて、何の検査をしているんだろうか?

さて、入国審査。
アメリカ居住者はすんなり、しかも窓口2つ。
それ以外の人はじっくり、そんで窓口1つ。
圧倒的に居住者以外が多く、だいぶ待たされる。
(あとで居住者用の窓口も開放され、割とスムーズに流れ出した)

国籍によってなのか何なのか、カメラみたいなので写真を撮られたり、
両手の人差し指の指紋を撮られたりしている人も多い。
ウチらは指紋も採られず、比較的楽に通過。
ただ係官が、滞在目的を聞いてくるのに、いきなり、「カンコー?」と
言ってきたので、よくわからなくて聞き返したりしてしまった。
こっちは英語で話してくると思っているので、
頭の中でも「SightSeeing」の準備しかしておらず、
いきなり日本語で話されると気持ちの準備が出来てなくて逆にとまどう・・・。

入国審査が終わると無事国内線の搭乗ゾーンへ。
San Diegoへの便まで、しばし休憩。

SAN JOSEは抜けるような青空、良い天気!

乗り換えだけなので、空港から一歩も出ないから外の気温などはわからない。
でも、外で作業している空港職員を見ると、結構寒そうだ。

↓空港内の公衆電話。なかなかおしゃれ。


約1時間ほど、ロビーで待つことになったのだが、
かなり眠ーい感じ。そりゃそうだ、この時点で日本時間では朝の4時。

だいぶお疲れの様子の菅野さん。
HITOSHIさんはこの写真では寝ているように見えるが結構元気。

Tsuboyさんはかなり眠たそうだ。
出国前からひいているらしい風邪も、薬でなんとかしのいでいる状態だから
さらに眠そう。
増田さんは割と元気かも。


ふと窓の外を見ると、かなりちっこいジェット機が。
写真で見るとわかりにくいけど、ちっこくてかわいいのですよ。
San Diegoへの便はまさかコレか?と思っていたら、飛んでいってしまった。

なんて話をしていたら、あっという間に搭乗時刻。

現地11:40 (日本時刻 3/3 4:40AM) 以下現地時刻で記載 San Jose→San Diego便搭乗


どんな飛行機かな〜?と思いながら乗ってみたら、

同じ飛行機だった(笑)。
ちっこい!
座席は横に1+2の3人、それが12列分しかないから
定員48人ぐらい。
実際の乗客は20人ぐらいかな。


そして、客室乗務員は陽気そうなおばちゃんが1人だけ。
こんなのに乗るのは初めてなので、けっこう楽しい。
Tsuboyさんが菅野さんに、「こんな小さいの乗るのは初めてじゃないすか?」と聞いたら、
菅野さん「いや、僕YS-11乗ったことありますから」だって!
YS-11が日本で飛ばなくなったのって何年前だ?

窓から景色を撮ろうかな、とカメラを構えていたら、
作業員のおじさんがポーズを決めてくれているのでパチリ。

おちゃめなオッチャンだなー。でも仕事しろ(笑)。

さてさて離陸。
ちっちゃい飛行機だとね、なんか遊園地ののりものみたいな感じで面白い。
離陸して少しするとおやつが出た。

まあ、ちと日本人には塩気のきつすぎるスナック。

San Jose出発直後は晴れていたのだが、
(そのころの写真は「離陸時電子機器使用禁止」なタイミングなので
 デジカメでは撮れなかった。銀塩で撮ってある)
すぐに雲だらけになってしまった。
なんとか雲の隙間を探していると、眼下には大きな街が。

Losかな?それとも近郊の大都市か?
イヤー、さすがにでかいね〜、アメリカ。
しかも整然と並んでいて、やはり日本の様子とはだいぶ違う風景。


右側を見ると太平洋。雲がにょきにょき!
なんかあの上に乗っかれそうだ。


San Diego上空に到着。きれいな入り江が見える。
西海岸、ってヤツですな(笑)。


空港の近くになっても、結構雲が多く、飛行機は積乱雲を
避けるように右に左に旋回しながら降りていく。
だけど、一度まともに雲の中に入っちゃって、そのときは結構揺れた。


まもなく着陸。
主翼のフラップが出てきて変形し、揚力を稼ごうとしている。
さらに、このタイミングで車輪も降りる。
これだけ小さい飛行機だと、
ジャンボとは比較にならないほど「ゴー」という音がすごいのに驚いた。
会話が不可能なほどうるさい。


着陸直前、墓地を発見。ああ、これがよく映画で見るこっち式の墓地なのね。
多磨霊園と違ってゆったりしてるよ(笑)。


San Diego国際空港に着陸!けっこう「ドシン」と降りた。
小さいからなのか?たまたまそうだったのか?


国内線なので特別なんのチェックもなく、
Baggage Claimへ向かう。とにかく荷物が心配だ。
まあでも、通常のトランジットと違い、San Joseで一度見ているので
不安感はそんなに無い。


ありました!全員分、ちゃんと楽器もそろっている!
外見では目立った破損もないし、そんなに手荒な扱いを受けた形跡も無いので
きっと大丈夫だろう。


空港のカベには心停止時の救命用電気ショック装置が取り付けられていた。
そういえば去年ぐらいに、米国内では救命率を上げるために公共施設の
あちこちに設置することになったってニュースを見た覚えがある。

先ほどの荷物受け取りの場所で、
「BajaProg」と書いた紙を掲げて、BajaProgのスタッフが迎えにきてくれていた。

↑お迎えにきてくれたFERNANDO。


車が来るまで少しあると言うので、バス乗り場の近くで待つことになる。
日差しがメチャクチャ強くてまぶしい。
気温は18度ぐらい?3月頭にしてはちょっとあたたかいかも知れないが、
ちょっと薄着では辛いかも。
でも空気も乾燥していて、南国なムード満点。


やってきましたSan Diego。
椰子の木が南国っぽいですな。
この町は退役軍人の多い町らしく、
余生を過ごす比較的裕福な人の多い街らしい。
なので、治安も良く、周りを見渡しても結構キレイ。


空港のカートがいかにも「アメリカ!」って感じの色ですな。
というかこの色はマクドナルドの色か?


早速PowerBookを取り出してなにか調べているHITOSHIさん。
到着したばかりでこんなに燦々とした陽気の中、いきなりコレなので、
みんなに「なんでですか」と言われる。
「(自称)テクノジャンキーだから」とのこと。。。
実はレンタルしていた携帯から電話をかけようとしたら、
電話番号がわからなくて、それがMacに入っていたらしい。
そういえば、今度やっとMacとNTTDoCoMoの携帯間で、
iCalとかのスケジュールやAddressBookを共有できるケーブルが
発売されることになったらしい。自分の携帯に対応したらすぐ買おう。
これでスケジュールの管理に重たい手帳を持ち歩かなくて済むようになるぞ。


San Diego空港の電話機。San Joseとはまたデザインが違う。


空港の入り口には、こんな張り紙が。
ドアの近く6m以内では吸うな、だって。
煙が一切空港施設内に入らないようにしているらしい。
今回のメンバーで唯一の喫煙者であるHITOSHIさんには辛い国ですな。

さて、いつ来るのかわからないメキシコ人ペースのお迎え車なので、
不安には思っていたのだが、意外とあっさり到着。

でっかいワゴンにみんなで乗り込む。
日本じゃなかなか見ない大きな車。
11人乗りぐらいなのかな。

14:00頃 車移動開始


さあ、いざメキシコに出発!
と言うところなのだが、実はみんな腹が減っている。
時差のせいで昼なんだか徹夜明けの朝なんだかワケがわかんない状態だが、
ここ10時間ぐらいで食べたものがSan Jose到着前のあのデニッシュと、
San Diegoへの便のあの小さなスナック菓子だけ。そりゃペコペコだ。

増田さんがFERNANDOにランチを食べたい、と伝えると、
「イタリアンのベジタリアンな店で良いか?」
と言われたので、みんなもう何でも来い!と言う感じで「OK〜!」
というわけでその店へ。

そして到着したのがこの店。
14:30 お昼ゴハン

Soup'n Salad unlimitedというお店。
中に入ってみると、でっかいサラダバーとドリンクコーナー、いくつかのグリルフード、スープバー、
そしてフローズンヨーグルトとかのコーナーがあって、自由に食べられるという形式のお店。
そう、日本で言えば、(メインの肉とかのオーダーの無い)シズラーにそっくり。

Bajaのスタッフがまずレジでお金を払ってくれて、みんなお盆と飲み物用のコップを渡された。
まずはみんなお腹も空いてるし、店のシステムもよくわからなかったので、
サラダバーに突進。一通り盛りつけてテーブルへ。
飲み物は目の前にあったので各自入れてくる。

私のセット。(奥は菅野さん)
まあ、内容は日本のシズラーのサラダバーとそんなに変わりません。かなり似ています。
タダ、ちょっと???なのが、ブロッコリーとカリフラワーが生なこと。
いままでどっちも生では食べたことが無かったので、マジ?と思いながら
試しに1つずつだけ食べてみたら、まあそんなにまずくはなかった。
でもゆでるかスチームした方が慣れているせいかおいしいなあ。

飲み物はみんな各自コーラやアイスティーなどを入れてくる中、
せっかくだから現地の変なものにしようと思い、
私は無謀にもルートビアーを見つけてチャレンジ。
アメリカ滞在経験のあるTsuboyさんから「ウゲッ、それサロンパスの味がするよ」と
言われながらも飲んでみる。ウム、その通りサロンパス味のコーラだね。
まあでも飲めなくはないし、慣れればまあこれも良し?

一通りサラダを食べつくしているウチにだいぶ周りの様子が飲み込めて、
やっと「この店は何回でもどれだけでも全種類食べて良いんだ」と言うことがわかり、
みんなあちこちでいろんなものを持ってくる。

私の第2弾。
今度は蒸したブロッコリーにチェダーチーズをかけたものと、
トマトベースのベジタリアンスープ。
まあブロッコリーにチーズは問題ない。
スープは・・・うーん、香辛料入れすぎだろ、コレ。
7〜8種類のスープがあったがどれもなんだか(日本人からすると)やりすぎな感じで、
菅野さんは真っ黒に煮詰まりすぎた味の濃いオニオンスープで困った顔をしていた。

そんな中、HITOSHIさんがここぞとばかりにいろんなものを、すごい量で食べまくる。
サラダは大盛り3皿、でっかいベイクドポテトやデザートのフローズンヨーグルトなど、
アメリカ人並みの食欲じゃないの?という勢いだった。
他のメンバー3人は上の写真ぐらいの量に、あと軽く1皿分ぐらい野菜を食べておしまい。
普段はもうちょっとみんな食べるんだろうけど、何せ寝てないのでそんなに食は進まない。

さあ、ここであみだくじ大会。
実は、今回のホテルは2人部屋と言うことで、
メンバーの部屋割りを決めなくてはいけなかったのだ。
Tsuboyさんが前もってメールで、
 ・若者チーム    vs  年寄りチーム  (Dani&Tsuboy  vs  HITOSHI&菅野)
 ・上ものチーム  vs  リズム隊チーム  (Tsuboy&HITOSIHI vs  Dani&菅野)
 ・KBB古参チーム  vs  KBB新参チーム(Tsuboy&菅野  vs  Dani&HITOSHI)
という組み合わせのどれにしようか、と言っていたのだが、
この場であっさりとあみだくじにすることに。
お店のレシートの裏にTsuboyさんが書いたこれまた微妙なあみだくじ。

結果
 ・若者チーム    vs  年寄りチーム  (Dani&Tsuboy  vs  HITOSHI&菅野)
になりました。

以上、結構みんな満足に食べて、お会計はBajaProg持ちだったけど
なんと一人分のお値段は飲み物入れて800円ぐらい。食い放題のみ放題でこれは安いなぁ。

まあ、どこが「イタリアン」なベジタリアンの店なのかは僕には全くわからなかったが
味もそこそこ(HITOSHIさんが言うには「誰が作ってもまずくなりにくいものを選べば大丈夫」)だったのでまあ満足。

店を出ると同じ敷地内に、こんな店が。

なんじゃ、そのネーミングは(笑)。

さて、腹もふくれたし、いよいよメキシコへ向かって出発!
高速へ乗り、ひたすら走り出す。
ちょっとすると郊外の山の方へと向かっていく。
景色はまあ、そんなにどう、と言った感じでも無いので、みんなうつらうつらとしてる。
そのうち、僕も寝てしまったが、みんながなんだか騒がしいので目を覚ますと、

雪だ!
しかもメチャクチャ激しい!あっという間に20cmぐらいつもってる。
南国じゃなかったのか?ここは?
ウチらの乗っている車もさすがに少しスピードは落としているが
BajaProgの運転手はそんなに驚いた感じでもなくすいすいと運転していく。
KBBメンバーは「次の坂登れるのか?冬タイヤなのかな?」「違うでしょ〜、まさか」
「そんなこと気にしてないんじゃない?」などと言っているが、
ホント、気にしてないんだよ、メキシコ人(笑)。周りを見ると(そんなに車は走ってないんだけど)
所々にスタックした乗用車や、事故ってる車、しまいにはでっかいバスがレッカーされていた。

良く道を見ていると、看板にココは4000ft地点だと書いてある。1000mぐらいの山か!じゃあ降るわけだ。

心配しながらも雪地帯を無事に通過し、

こーんな岩山だらけのところや
(ディズニーランドのビックサンダーマウンテンそっくり)

こんないかにも、といった山の中を通り抜けると、


一気に見渡す限り地平線の、アメリカ大陸!ってな感じの平原に出てきた。
(数枚の写真をつなげたので多少ずれてますが)

いやはや、大自然ですな。

ところで、ポセイドン増田さんはこんな騒ぎの中も熟睡していて、
ホテルに着いた後、「雪すごかったっすね〜」とTsuboyさんが言ったら、
「また冗談言って〜」と全く信じていなかった(笑)。ありゃま。

そこからさらに1時間弱ぐらい走ると、やっと街に到着。
どうも、到着地のMexicali(メヒカリ)のすぐ北側にある、アメリカ側の街らしい。

am/pmもあるよ。

町中に入っていくと、増田さんがあらかじめFERNANDOに頼んであった、
食料品買い出しのためにスーパーに行きたい、というのを覚えておいてくれてて、
大きなスーパーに到着。

17:20 食料品買い出し


ちょうど日が暮れる寸前。夕方6:00ぐらいかな?

10分、という話で5人で突入。
あらかじめ、メキシコは水なども良くないらしく、
ミネラルウォーターなどを買っていった方が、と言われていたので
買い出しをすることにする。

10分と言うことで大あわてで走り回ることになったので
あまり細かいことはわからなかったのだが、
とにかくデカイ、安いの度合いが半端じゃない。
HITOSHIさんとTsuboyさんはアメリカに来たことがあるので
そんなに驚きでは無いだろうが、私はさすがにびっくり。
(唯一行ったことあるイタリアはまあ安かったし食材はおもしろかったけど、
 デカイ、って事はなかった)


カートもデカイ!大人2人が乗れそうです。


さすが、アボガドいっぱい売ってました。4つで98セント。安いね〜。


野菜とかの売っている量が半端じゃない。


ナマズ。

お魚達。
肉もあまりにデカかったんだけど写真は撮れなかった。

ゲータレードの山。身体に悪そうな色。
蛍光塗料飲んでどうするの?

KBBメンバーの中で実は僕とHITOSHIさんは結構食材マニアなので、
たぶんココにいたら半日は遊園地のように遊ぶことだろう。。。が、いかんせん時間がないので
大あわてでいろんなものをかごの中へ。
・500mlのミネラルウォーターを4ダース
・ビール(Coors ORIGINAL)を1箱(24本)
・クラッカー1箱
・バカでっかいトルティーヤ一袋(ナップザックぐらいの大きさだ!)
・チリソース

そんでもって、個人用に
(僕は荷物を減らすのにこっちで買うと決めていたので)
・リンス1瓶(パンテーン。これがまたでかいんだ)
・うがいやコンタクト用に塩(1kgで49セント。それ以上小さいのが売ってないし)
そんでもって、HITOSHIさんと2瓶ずつ、

メラトニンを購入。
不規則時間帯な生活の私とHITOSHIさんには必需品ですな。

会計をすませてあわてて車に乗り込んで、国境へ向けて出発〜!

そしたら10分もしないウチに国境に着く。

アメリカ人がメキシコに入国するのは簡単らしく、
日本の高速の料金所よりも簡単。と言うか、ゲートの下で一時停止しているだけ。
日本の踏切と同レベルだ。

だが、われわれ日本人の場合、ちゃんとした手続きが必要になるらしい。
まず、入国手続きの事務所に行く。
事務所は写真のゲートの左側にあって、
事務所って言ってもカウンターだけある、薄暗いな〜んにも無い部屋に2人ほど係員が
ボサーッ、としてるだけのところ。
そこで、書類を書かされる。(名前とか住所とか旅券番号そのほか)
そしたらパスポートを預け、先ほどの書類の控えを持って、
今度はゲートの対岸まで行き、
(車がどんどん来るところを無理矢理横断して)
入国税20$を払う。すると書類控えにスタンプを押してくれる。
ここはなんだか駅の窓口みたいな小さなところで
太った若者がニコニコしながらやっていた。

そんでまた車をかき分けて対岸に渡り、事務所でパスポートを返してもらっておしまい。

FERNANDOが係員に説明してくれたので
すんなりいったが、日本人だけだとなかなか難しそうだ。

さて、そしたら何のチェックも無く、車に乗り込んで国境越え。
あんまりあっさりで感動もあまり無い・・・。

さて、国境を越えるともう辺りは夜。
ここはもうMexicali市らしい。
周りを見渡すと、一気に街の様子が変わっている。
もちろん書いてある言葉はスペイン語だらけだし、何となく暗くて、色のあせた感じは
南イタリアのナポリを彷彿とさせる。
スペイン語はイタリア語と結構似ているので、お店の種類とかもだいたい見て判る。
治安もそんなに良くないと言うのも共通だ。なんとなく街の景色をみると肌で感じる。

今回、アメリカの国境近くの街だから、あまりヨーロッパ的な雰囲気は期待していなかったのだが、
一気に僕の中ではそっちのモードに突入。なんだかちょっと嬉しい。

電灯の色がまた特徴的。赤っぽい。

ホテルに着くちょっと前に、FERNANDOから、
「ロビーでお金を見せたりしないように。後でねらわれたりして危険」
とのこと。なるほど、そういう感じなのね。ま、イタリアの時の緊張感があれば大丈夫だろう。

18:30 ホテル到着!

15分ぐらい走ったかな、と思うとHOTEL Araiza Innに到着。
(暗いともうデジカメで遠景は不可能。。。)
荷物を全部下ろし、ベルボーイさんがカートに載せる。

見た感じ、結構な高級ホテルだ。
さて、チェックイン、となるわけだがなんだかカウンターで話しがこじれている様子。
FERNANDOもいろいろ交渉してくれてて、ホテルの受付嬢もあちこち電話でやりとりしている。
どうも僕たちの分の部屋が取れてなかったらしい。
ロビーではいろんな人がわさわさいるが、
半分以上はBaja Progの関係者っぽい。
待っている間、何となく居場所がない状態ながら時々スタッフらしき人などが現れては
挨拶大会。KBBメンバーみんな、「Nice to meet you」「Thank you」を連発して、
ラテン気質に慣れようと必死。増田さんはあちこちのスタッフと英語で色々話している。
(増田さんは英語が話せて、KBBメンバーは4人とも片言英語状態。もちろんスペイン語は全くわからない。)

15分ぐらい待たされたあげく、部屋が決まったようで、案内される。
部屋が用意されてなかったのが幸いしたのか、なんと、奥のスイートルームになってしまったようだ!ラッキー。

こんな部屋です。

まず入った部屋。12畳ぐらい。机、TV、
ゆったりめのソファーが3人分、テーブル。
冷蔵庫も日本のビジネスホテルの倍サイズ。


奥はベッドルーム。こちらも12畳ぐらい。でっかいベッド。こっちにもTV。


2部屋の間にクローゼット、反対側にバスルームがある。いいカンジだ。


なんと、窓の外にはプールが!誰か女の人が1人泳いでいた。

主催のウェルカムパーティーに行く、と言うことで
とりあえず30分後にロビー集合にして各自解散。

まずは心配していた楽器の状態を確認。

開けてみたところ。とりあえず大丈夫そう。


組み立ててみた。壊れてない。よかった〜。
TsuboyさんのViolinも無事な様子。

と、そうしてたらスグにロビー集合になってしまった。
パーティー会場へ行く車が手配できたらしい。

ホテルの駐車場。もう辺りは真っ暗。
会場へ行くのに、BajaProgの関係者がRVみたいな車で送ってくれるのだが、
5人乗りなのに運転手を入れると6人。
1人あまったので僕は後ろのラゲッジスペースへ。
こういう乗り方に慣れているのはいかがなものか?

21:30 パーティ会場到着

パーティー会場は主催のアルフォンソ(CASTのメンバー)の自宅豪邸。
着くと早速だらだらとあちこちで飲んでいる。
みんなで一斉に乾杯とか、主催の挨拶とか、そんなものはいっさい無し。
来た順に勝手にビールを取って、勝手に飲め、食えという方式。
KBBメンバーもあっという間に

こーんな状態。
ちなみにこの真ん中にいる人は、

この地元ビール会社の広報の人らしく、BajaProg全体にスポンサーとして
やってきているみたい。ところが仕事してるのか何なのか、
ずっとKBBメンバーと一緒にバカ騒ぎしていた。
(どうも、日本語を習っていたことがあるらしい)
珍しくかなり飲んでた菅野さんと気が合って、しまいにはCrazy Drummer扱い(笑)。


料理はこんな風に取り放題。生野菜が結構ふんだん。
まあ、味は悪くない。ビールに良く合う。

タコスもこんな風に焼いてくれる。

渡された状態。お肉だけがのっているので、

こっちにある各種ソースなどをお好みでかけるらしい。
アボガドソースやサルサソース、スライスオニオンやチリソースなど。
右側にあるのはライム、赤いのは食べてみたらラディッシュだった。

適当にかけて食べてみた。こりゃうまい。
特に、ライムを搾ってかけるとおいしい。なるほどね。


でっかーい犬。
はじめ、もっと小さいブルドックがいたのだが、いつの間にかこいつに入れ替わっていた。
それで、彼らのおウチは、

当然バカデカい。
大人が一人ラクラク寝れそうな大きさ。


横の部屋には、CASTが数々のライブに出たときの記念ポスターなどのグッズが飾ってある。
そして、この地下には、

なんと彼らの専用スタジオが。

15畳ぐらいの広さで、バンドのリハをするには十分。
いいなあ、自宅スタジオ。さすが大富豪。

今回のBaja Progポスターを発見。
KBBも当然載っている。

24:10頃、もうみんなだいぶ飲んで、大勢の人で盛り上がっている。
そうしているウチに、Richard Sinclair到着。

中央の菅野さんと盛り上がっているのがRichard。
陽気で気さくな人。

この後、さすがにみんなヘロヘロなので、何とか帰りの車を手配してもらい、
ホテルへ帰った。
みんな、スグに寝たみたい。

なんとか無事に一日目が終了。成田集合から27時間、お疲れ様でした。
翌日はいよいよBaja Prog初日。
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