Daniの2009ヨーロッパツアー日記 KBB&interpose+

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出発前
4/23 日本出発〜マドリッド到着

4/24 マドリッドMAM観戦
4/25 マドリッドMAM-interpose+出演
4/26 マドリッド観光
4/27 マドリッド→リスボン移動日
4/28 リスボン滞在
4/29 リスボン→ポルト移動日
4/30 ポルト観光->Gouveia移動
5/1  Gouveia GAR-1日目観戦
5/2  ポルトガル・GAR-KBB出演
5/3  ポルトガル・壷井氏ソロ出演
5/4  ポルトガル→チェコ移動日
5/5  プラハ-KBBライブ
5/6  ブルノ-KBBライブ-----ThisPage
5/7  チェコ出発→日本へ
5/8  日本帰着予定



さて、今日はブルノに行きます。
ブルノはプラハに次ぐチェコの第二の都市。
プラハからは東南へ200kmぐらい。車で2〜3時間でしょうか・・・

出発は午後1時。お昼ご飯とかちょっと微妙な時間。
レストランが開き出すのは12時からだし、メンバーはきっとあまり朝早く起きないだろうから、
昼食は出発後と予想。
というわけで、ゆっくり朝は起きてホテルでがっつりと朝食を。
市街観光へ出るには微妙な時間なので、ホテルの最寄り駅、Prosekのショッピングセンターで
チェコのお買い物事情を観察。

食料品の物価は全体的に安い。
ソーセージ類や加熱ハムはチェコ独自のものが大変安く売られているが、
生ハム類なんかは基本的にスペインとイタリアから輸入しているみたい。
それらは少々高めなんだけど、日本のだいたい半額かそれより安い。

特筆すべきはビールがやっぱり安い!
500mlの1本で、90〜130円ぐらい。ペットボトルの水がほぼ同じ値段。いいなぁ。

さて、昨日から気になっていた「しょうゆ」。

ありました!上の段ね。
これ以外にも数種類あって、あの「マギー」もあります。
西欧だとしょうゆやワサビは輸入食材の位置づけで、珍しい高級品なので
一つ4〜5ユーロ(500円ぐらい)しますが、
チェコでは1本100円ちょいなので、「海外からの輸入食材」という位置づけじゃなくて、
チェコ自国産の基本調味料の一つっぽいですね。

不思議なのは、この「しょうゆ」に相当する単語が見つからないこと。
どの商品も「調味料」の意味の「KOŘENÍ」は入ってるんですけど、
「なんの調味料」かはメーカーによってまちまちな表記。

さて、ココ数日野菜不足を痛感中だったので

ブラッディーメアリー用のトマトジュースを購入。
これなら大丈夫だろう、と思って宿で飲んでみたら、「甘ーーーーい!!!!」
ぐわー、砂糖入れるな!(笑)

とにかく何でも甘いチェコ食材。。。

さて、そんなこんなで遊んでからブルノへ出発。

天気は良くないですが高速道路からは菜の花畑がいっぱい。
機材一式とメンバーを載せたバンは、重いしディーゼルなので
あまりスピードが出ません。上り坂になると登坂車線へ。。。

途中、今日の対バンのUz Jsme Domaのバンド車に遭遇。
彼らの方が1時間リハが早いので、すごいスピードで追い抜いていきました。

お昼もだいぶ過ぎて、お腹が空いたなあ、と言うころ、
運転手さんが「ブルノに着くちょっと前に美味いレストランがあるから」と寄り道。


大きな地図で見る
この、Velka Bitesという街。高速道路を下りて3〜4分。
高速道路が無料だからこういうコトが気軽に出来るのね。

高速沿いの小さな田舎町、という感じで、
街の中心部は広い駐車場になっていてその周りにレストランとか商店がいっぱい。

日本で言えば、ドライブインみたいな感じだろうけど、
どのお店も観光地っぽい変な食堂ではなくてきちんとした郷土料理の歴史あるレストラン。
こういうところが良いなぁ。日本で旅先の町だと、なかなかこうはいかない。
やっと最近は道の駅とか、結構「地元の美味しいもの」に出会えますが。


レストラン入り口。


入り口のコートハンガーには見慣れない変な道具がかかっている。
コレはなんだろう?謎。誰か知ってたら教えてくださいな。


ここ数日、肉ばっかりだったので、魚に。
海に面していないチェコは湖でのマス(トラウト)の養殖が盛んらしく、
伝統料理の一つになっているらしい。

魚自体は美味しくかりっと焼き上がっているので普通。
奧に見えるソースが、下の白い部分はクレン=ホースラディッシュ=西洋わさびを
クリームで溶いたソースで、ぴりっと辛い。
そして、その上に木イチゴのジャムソース(笑)
なぜそこで甘いっ!
運転手さんに聞いたら、この組み合わせはこの地域の伝統らしい。
焼いた魚にジャムソースという、慣れない味覚だが意外と美味しい。
ただし、付け合わせはイモ。イモ。イモ。。。。もうイモ飽きたー。

そしてこのテーブルにも唯一置いてある調味料。それはしょうゆ。
昨日からの疑問を晴らすべく、運転手さんに「これはなんだ?」と聞いてみたら、
 「良くは知らないけど、それをかけるとみ〜んな同じ味になるよ」
って(笑)。
外国人が日本に来て「みんな、しょうゆの味がする」と言うのと全く同じコメントをありがとう。


さて、再度高速に乗ってブルノへ。
市街に着くと、

渋滞にバッチリはまる。
そして、運転手さんも道がよくわかってないので地図を見ながら迷う。

ブルノの街は天気のせいか、あまりキレイでない、よどんだ街に見えるけど、
ホントは市の中心街に行ったらキレイなのかなぁ?
今回のスケジュールじゃ全く観光できないのが残念。
中央駅の近辺を通ったときに(そんなところを通ったから渋滞にはまったという話も)、
向こうに大聖堂の屋根が見えたけど。。。

迷いながら、ちょっと遅刻して会場に到着!

こんな外観の会場。Uz Jsme Domaのツアーポスターも貼ってある。


まるで小学校の体育館、もしくは公民館。
床が良く滑る。そしてほこりっぽい(笑)。

バタバタとリハを。
PAは、手慣れている人みたいで、腕もまあまあ良い。
昨日のプラハの人がちょっと素人っぽい感じだったのに比べて、大分安心して演奏できる。

簡単な見分け方だけど、バンドのリハが1つ終わって、
ミキサーのフェーダーが、ほぼ一直線に並んでいる人は手慣れたプロ。
あっちゃこっちゃガタガタになっている場合は素人、という判断もできます。
ちょうど昨日のプラハと今日のブルノでその違い。
(例外ももちろんあるけど、結構目安になります。)

さて、楽屋で準備していると結構あっという間に本番。
ツアー最後のステージで、かなりいいかんじに盛り上がり、、、

え〜僕はと言うと、このほこりっぽくて良く滑る床のせいで、
エフェクターを踏んだら、コロコロコロっとエフェクターが転がっていくという初めての経験(笑)。
しかも逆さまになっちゃって・・・
ちょっと焦りましたが演奏の方はみんな勢いのある感じでした。

ステージを去ると、もの凄い勢いでアンコールが!
本当は持ち時間きっかりだったんですが、この反応なら、ということで1曲だけアンコール演奏。
ツアー最後にふさわしい、嬉しいステージでした。


そして対バンのUz Jsme Doma。テクニックバリバリなのに、
すごくふざけた曲調を大まじめに演奏するノリの良いバンド。
見ていて楽しいです。
公民館みたいな会場も、これだけ人がいっぱい入って盛り上がっていると
大きなライブハウスっぽく見えてきます。

両バンドとも演奏が終わって、片付けようとしていると、
Uz Jsme Domaの人が、「メシだ!メシ、食えー!」
と急かされて、併設の食堂へ。

ななななんと、「カレー」(笑)。しかも全然辛くない。
「鶏肉オンリー(本当に野菜の姿がない)の日本のお子様用カレー」
の味がします。
そしてご飯の代わりにイモーーー!。またイモ。。。。イモ。。。。ふぅ。

テーブルのメニューを見ると、公民館併設レストランの日替わりメニューみたい。
たぶん、立派な今日の一品料理なんでしょうけど、日本人にはこの中途半端さが微妙。
みんなスパイスが足りないらしく、テーブルのコショウを掛けまくるKBBメンバー。
きっと、日本ほどカレー文化は入ってきてないんでしょうね。
だから、これはこれで、この国では新しい味なのかも。

・・・チェコ最後の晩餐は、変に「和」を感じる学食のようなメニューで幕を閉じました(笑)。


片付けをして、プラハに帰ろうと荷物を車に積むと、Uz Jsme Domaのメンバーが「バーに来いっ!」と。
行くと、テキーラが用意されててみんなで一気飲みさせられ!

オレンジにコーヒーの粉で飲むのがチェコ流テキーラショット。

どこでも仲良くなっちゃう菅野さんは

Uz Jsme Domaのドラマーと盛り上がる。

夜24時前になってやっとブルノを出発。
夜中の長距離ドライブの場合は、助手席の人は起きていて、
運転手が寝ないように話しかけたり、見守るのがツアー現場の鉄則なのですが、
運転手の隣に座ったスタッフがいきなり爆睡。あちゃー。

おかげでプラハまで3時間全く寝れず。。。
無事宿に着いたら、速攻で撃沈でした。

==========本日の観光写真はなし。


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