Daniの2009ヨーロッパツアー日記 KBB&interpose+

関連Link->KBB interpose+ GouveiaArtRock MAMfest D-Sound POSEIDON

出発前
4/23 日本出発〜マドリッド到着

4/24 マドリッドMAM観戦
4/25 マドリッドMAM-interpose+出演-----ThisPage
4/26 マドリッド観光
4/27 マドリッド→リスボン移動日
4/28 リスボン滞在
4/29 リスボン→ポルト移動日
4/30 ポルト観光->Gouveia移動
5/1 Gouveia GAR-1日目観戦
5/2 ポルトガル・GAR-KBB出演
5/3 ポルトガル・壷井氏ソロ出演
5/4 ポルトガル→チェコ移動日
5/5 プラハ-KBBライブ
5/6 ブルノ-KBBライブ
5/7 チェコ出発→日本へ
5/8 日本帰着予定



今日はinterpose+本番!
朝はちょっとゆっくり起きて、マドリッドの街を少し観光しに市街へ。
早めに戻ってきて、昨日の間違えた塩(笑)とかを宿近くのカルフールで買ってきてメンバーと集合。

主催の車で会場に向かいます。
ほどなくしてリハは無事終了。
若干頼りないPAさんだけどまあ問題はないかな。。。
(昨日のフェスの様子を見ていて方向性はわかったので若干根回し)

本番まで2時間ちょい。
メンバーはショッピングセンター内のバーガーキングで昼食を済ませたようですが、
せっかくスペインに来ている!な僕は、こんな地元のショッピングセンターでも
少しは地の料理が味わえるかもと思って、昨日から通い詰めているBARで昼食を。

ヨーロッパに良くある「第一の皿+第二の皿」と飲み物のセット。
7ユーロぐらい。

骨付きの鶏肉が入った野菜のスープ。
かなり簡単に作っているんだろうけど、きちんと野菜、きちんと骨付き鶏肉、そして良いオリーブオイル。
繊細じゃないけど滋味豊か。この店できちんと煮ている味がする。美味しい!
日本の安い飲食店じゃなかなかこうはいかない。プラモデルみたいな味ばっかりしちゃう。
野菜入れて粉末スープ入れてどうぞ!みたいなね。

ちなみにこのスープ、食べてると時々アーティチョークが出てきてコレがまた美味いんだな。


第二の皿は仔牛の炭火焼き。付け合わせは、
・ソーセージと野菜の煮込み(ソーセージが日本のと違って旨い)。
・コールスローみたいな野菜のサラダ。
・お米。タイ米みたいな長粒種をブロード(ブイヨン→野菜のスープ)で炊いてある。
・焼きバナナ。
どれも美味しい!量は多いけど。
この値段で、ショッピングセンターの2階のテラス(決して高級じゃなくて庶民的)が
このレベルの昼食を出してくれるというのはなんとハイレベルなんだろう!

え〜〜嬉しいのですが本番前にはチョット腹一杯です。
でも満足。食い意地で完食

さあ、食べたらあっという間に本番。
ステージではあるがさんが曲順を間違えたり、タムのマイクが落ちたりと小さなトラブルはありましたが
全体的には勢いのあるステージ。
もうちょっとコンパクトなステージでもヨカッタかナーとは思うんですが(笑)

まあその辺は今後のバンドの課題。
全体的には「ライブバンド」的な印象で進められたとは思います。

本番終わったら楽屋でカツさんの買ってきたビールで乾杯。
そして対バンを観戦。


Kotebelの持ってた便利そうなMIDIガジェット。
KBB高橋氏は興味あるかな?
Kotebelにキーボードさんはこの辺結構詳しい、「シンセおたく」っぽいです。


Kotebelのステージ。緻密な曲を結構良い勢いで演奏。
主催ならではの堂々としたステージング。


after crying。演奏力はあるのですが、往年のプログレカヴァーが多く、
個人的にはなぜこのバンドがヘッドライナーなのかは疑問。
ま、お客さんのウケは良いのかも。。。
むむむ。

さて、夜も23時ぐらいに宿に戻ると、フェスティバル終了したぞ〜〜打ち上げディナー!!!

周りの全バンドはこの時点でノリノリディナー。日本勢は、時差と疲れでもうダメダメ(笑)
ぢょぢさんももうほとんど電池が切れています。。
ヨーロッパは文化的にこの遅い時間のディナーはアリっぽいですし、
時差もないので日本勢と違って皆元気。

前菜は各種の美味しい生ハム+チョリソ+チーズ。そして魚介のスープ。
甲殻類も煮出したスープで、南フランスのブイヤベースのスープを煮詰めたような味わい。
濃い。そして美味い。スペインの発泡白ワイン、CAVAにベストマッチ。
そしてこの濃さが日本人の疲れを直撃(笑)
このあたりでinterpose+メンバーの大半はダウン。部屋に戻ったり、席に座っていても沈没気味。
僕だけ一人テンションあがりまくり。

メインは魚と肉の2種類からセレクト。

白身魚(たぶんメルルーサ系)のきのこソース

肉は仔牛のフィレ。横にはイベリコの生ハムと野菜のミルフィーユ。

肉or魚のセレクトなのですが、メンバーの多数がダウンして部屋に戻ったために
僕は隣の座席の料理を奪い放題(笑)。なので肉も魚も両方完食。
うまい〜〜。 
スペインは今世界の料理の最先端。もちろん、エル・ブジとかの前衛料理でないにしても、
市街のこういったホテルレストランのディナーでもレベルが高いです。


デザートはショコラベースのミルフィーユ。コーヒーはきちんとしたエスプレッソ。うま!
メイン料理の前の時点でほぼ全滅した日本陣、カツさんだけは起きてましたがさすがにメイン料理前後で
もうギブアップ。
どうも部屋に戻った後、トイレで寝たらしい(笑)。
僕はこっちでスペインの美味しい料理を頂けた最高の体験で気持ちよく寝ました。胃は重かったけどね。

この主催側のホスピタリティーは素晴らしい。
宿も基本の予約が禁煙だったし(interpose+のメンバーは不満だったようですが(笑))

そう高いお金を出せ、とは思いませんが、海外からバンドを招聘する以上、
節約できるところをうまく節約して、どこかでこういうホスピタリティーを発揮するのが主催者のコツ、かも。
思えば、MAMはフェス関連の宿代とかバンド側のギャラを考えると小予算で、バンド側の待遇も厳しい条件です。

でも、この一発で「手厚い待遇」という印象をバンド側に与えられる。
重要ですね、このバランス感覚。
(ま、食などのホスピタリティーに関する感覚が西欧と日本じゃ大分違うんでしょうけど)


ウチも音響関係の仕事を周りに手配するときは、
もちろん削れるところは抑えて、でも飯と宿はある程度いいものにします。
部屋はシングル、遠慮せずに楽にその日の酒が飲めるぐらい。
その方がお互い気持ちよく仕事できる。けちった数割の金額以上にね。きっと次にもつながると。

さあ、疲労困憊大満腹でフェス終了。
明日はinterpose+メンバーに残された唯一の観光Dayです。




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